【アフリカ地方自治体と絆を育む意味】
うちのセネガル事業の強みは自治体との異体同心と言って良いくらいの協力な連携にある。特に教育や商売といった地域の方々の理解や協力を得るには、その自治体が最大の理解者となるように彼らの期待を汲み取り、長い年月をかけ対話し行動し、小さな成功を積み重ね信頼を育み絆を深めて行く。
これまでの3年間の教育省との連携は、単に教育省と連携しても、現場がなければ無意味に近いと今ならわかる。
誰に納得させるかわからないセオリーと、一年にも満たないテンポラリーの実証だけでは、現場が仮に協力してくれだとしても理解も得ぬままに、実証協力を要請した側は実証期間を終えたからとさっさと帰ってしまう。
そして、スポンサーに報告書を書いて満足し、その後現場には何にもフィードバックすら与えていない事がほとんどと聞き、アフリカで協力してくれた方々に失礼すぎて開いた口が塞がらなかった。
サンザャラ市の太陽光電力のみで動く、コンテナデーターセンターや学校の通信システムは関西電力と総務省と作った 2022年度に作った。これも単年度の実証だ。
我々はセネガルにフルコミットすると決めているので、実証期間が終えようとも手持ちのお金で継続し、また別の単年度予算を日本の省庁から何とか取付けたりして丸三年、公共教育のデジタル化への努力を弛まず続けていた事が、現場の市長、市議会、教師、視学官，地元市民の方々と多様なステークホルダーと絆が深まり、どんな事でも対応くださる自治体との深い関係に昇華するに至る。
ご縁がありセネガル法人登記はサンザャラ市としてこれが出来たが、もし、ダカールに置いていたらだいぶ話が近かったと思う。これだけ大きな首都の市の協力を得るに話さなければならない人も多いし、仮に何かしても何千件に及ぶ多様なプロジェクトの中に埋没し誰も記憶に残らなかったかも知れない。電気だって通信だってほぼ日本並みに変わらないといっても過言ではない、それがセネガルの首都ダカールだ。
これは、この前JICAさんがサンザャラ市へ視察に来た際、市長が僕のことを「サンジャラ市民」と表現していた。確かにこれまでの活動は、僕なりにできるだけ市民に近い存在となり得る様に，等身大で過ごし、個人的にも小さな土地も取得していた
すごいね | |
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